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香りを使って自律神経を整える

気圧・気温・湿度などの気象変化に伴って起こる、さまざまな不調である 「気象病」。季節の変わり目や長雨の時期に体調を崩すという人は以前から 見られましたが、近年多発する異常気象や、自律神経を乱しがちなライフスタイルにより、悩む人が以前より増加しているといいます。

私たちの身体には、恒常性を維持する機能が備わっており、天候の変化があっても、本来であればコンディションを一定に保つことができます。ところが、天候の変化の度合いが激しかったり、頻繁 に変化したりすると、気づかないうちに調整機能を担う自律神経が酷使され、機能が低下し、さまざまな症 状が引き起こされます。

自律神経が乱れてしまう原因の一つに、「気圧」があります。気圧の変化は耳の奥にある「内耳」と呼ばれ る器官で感知され、脳内の視床下部から自律神経を通じて変化に対応するように指令を出します。このとき、気圧の変化が大きいと体内の圧力のバランスが崩れて正しい指令がだせず、その影響で自律神経が乱れ、頭痛やめまいが引き起こされるのです。

重い症状が出ている場合は受診が必要ですが、軽症の場合はセルフメンテナンスで症状を出にくくするこ とも可能です。そのポイントは、気象病と関わりが深い、内耳と自律神経を整えることです。姿勢・呼吸・運動といった基本生活を見直すことが重要ですが、その際に香りを取り入れて、自律神経を整えたり、ストレスを解消することも有効です。

自律神経を整えるために活用できるのが、アロマテラピーです。

「びより」でも、オープン時から、アロマを使用しています。

サロンで使用しているのは、ナチュラスサイコスのエッセンシャルオイル、ブレンドエッセンシャルオイルです。

最近は、森林浴をするのと同じ効果を与えてくれる、ジュニパーベリーに、レモングラスをプラスした香りが喜ばれています。

ジュニパーの香りには、気分をリフレッシュしたり、精神的な疲れやストレスを癒したり、意欲をかきたてたりする働きがあり、レモングラスの香りは、リフレッシュやリラックスに加え、血管を拡張させる作用があり、血流が改善させる効果が期待できます。冷え性の改善、肩こりの改善、といった女性が悩みやすいトラブルも改善されやすくなります。

梅雨の体調不良に、耳の血流をよくするマッサージや、香りを取り入れて、少しでも気分良く過ごしたいですね。

(梅雨、猛暑や台風などの気象の変化にまつわる不調 日本アロマ環境協会より)

Plofile

金子靖子

金子靖子

オーナーエステティシャン

1971年大阪生まれ、2歳より千葉育ち。 短大卒業後、日本橋三越にて5年間勤務。退職後、エステティシャンに転身しフェイシャル専門エステで技術を習得。

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