50代は、これまでに浴びた紫外線のダメージが表面化し、更年期による女性ホルモンの変化も重なって、メイクではカバーしきれないシミやくすみ、そして輪郭の変化までがはっきりと現れてくる年代です。

女性ホルモンの減少は、肌のハリや弾力の低下、乾燥などの肌トラブルを引き起こし、身体機能の衰えも実感し始めます。

でも、50代でも、年齢を感じさせない透明感のある肌を保っている人もいます。

それは、加齢による肌変化にしっかりと向き合い、「今の肌に必要なケア」を正しく続けているから。

今からでも間に合うシミ対策を取り入れて、透明感のある肌を目指しましょう。

紫外線対策

シミの主な原因となるメラニン色素は、紫外線が肌に当たることで生成されます。紫外線は１年中降り注いでいるため、夏だけではなく、日焼け止めを使用し紫外線対策を徹底しましょう。

保湿

年齢を重ねるにつれて、肌は乾燥しやすくなる傾向があります。乾燥すると肌を守るバリア機能が低下して紫外線などのダメージを受けやすくなり、シミが増えてしまう原因に。

夜の保湿は丁寧に。高保湿成分をたっぷり補給して、うるおいで肌を守りましょう。

生活習慣

食事や運動、睡眠、ストレスなど、生活習慣の乱れはシミだけでなくさまざまな肌トラブルにつながります。

50代になると女性ホルモンの減少が加速。これがシミ・たるみ・乾燥の引き金に。大豆製品に含まれるイソフラボンは“植物性エストロゲン”として注目の成分。納豆、豆腐、味噌などを日々の食卓に意識して取り入れましょう。

深く良質な睡眠が肌の修復を助け、シミ・くすみ・たるみのケアにも直結します。夜更かしやスマホ習慣の寝室を見直して、「肌のための眠り改革」を始めましょう。

腸内環境が乱れると、肌荒れやくすみにつながります。発酵食品・食物繊維・水分をしっかり摂る“腸活”と、冷えを防ぐ“巡りケア”で、肌が喜ぶ体内環境を整えましょう。

エステサロンで施術を受ける

５０代になって「シミだらけ…」と悩んでいるなら、エステサロンで相談し、自分の肌の状態にあった施術を受けることもおすすめです。肌の悩みを解決していくのも未来の肌のために大事。

肌本来の力を引き出し、ワンランクアップな肌を目指しましょう。

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金子靖子

オーナーエステティシャン

1971年大阪生まれ、２歳より千葉育ち。 短大卒業後、日本橋三越にて５年間勤務。退職後、エステティシャンに転身しフェイシャル専門エステで技術を習得。