今年は、気温が高く蒸し暑い日にも、マスクを着用する生活スタイルになっています。そのため、汗をかくことで顔の肌トラブルに悩む人が急増しているようです。
気温が高くなり、汗をかくことで起きる接触性皮膚炎「汗あれ」は、例年では、首、腕や膝の内側、ウエスト部分などに起こりやすい肌トラブルですが、今年はマスクで覆われた部分に起こりやすく、皮膚のかゆみ、赤くなるなどの症状で皮膚科を受診される女性が多いそうです。
「びより」でも、乾燥、ニキビでお悩みの方が増えています。
冬からのマスク生活で、皮膚が敏感になりバリア機能が低下し、そこに汗をかき、汗に含まれる塩分や尿素が刺激となり、マスク汗あれが起きている状態です。
マスクの中は、蒸されて湿気が多いので、保湿されて肌は潤っているというイメージですが、皮膚の角質層がふやけた状態になっていて、マスクを外した時、この角質層の水分が蒸発して皮膚が乾燥するので、肌のバリア機能の低下につながります。
その状態で、またマスクをするとマスクの繊維や汗の成分が刺激になり、マスク汗あれは悪化。
さらに、汗をかいて皮脂が気になるからとゴシゴシ洗うのは、必要な潤い成分まで洗い落としてしまい、肌のバリア機能の低下につながります。
汗をかいたままにしておくと、水分が蒸発して汗の成分だけが肌に残り、刺激になりや水ので、汗をかいたらこまめに汗を拭きましょう。
肌を清潔に保つためには洗顔も必要ですが、肌のバリア機能を低下せせてしまうので、洗いすぎには十分注意しましょう。
加えて重要なのは、保湿。
こまめな汗ふき、ゴシゴシしない適切な洗顔、最後に保湿をすることで、マスク汗あれの予防になります。
でも、かゆみや痛みがひどい場合や続く場合は、皮膚科の受診を。
(Y!ニュース Hint-Pot編集部より)